DAP-P3W6でメッシュ接続を行うための設定手順を説明します。
詳細な設定方法、設置方法、取り扱い及び各機能につきましては弊社ホームページより
DAP-P3W6ユーザーズマニュアルをダウンロードしてご確認ください。
概要
メッシュ接続は複数のアクセスポイント同士を接続し、最適な経路を選択し高速で安定した無線LAN接続を実現する技術です。
広い範囲にわたる無線LAN通信を提供する場合に効果的で、ネットワークの拡張が容易になります。
メッシュネットワークを構成するDAP-P3W6をノードと呼びます。ノードの中で有線でゲートウェイ(インターネットに接続するためのルーターなど)と接続されているノードをルートノードと呼びます。ゲートウェイとは直接ではなくスイッチングハブ経由で接続されていても構いません。ルートノードは使用チャネルの管理などを行うためネットワーク上に1つは配置してください。
設定手順
1.DAP-P3W6のIPアドレスをご使用される環境に合わせて設定してください。
「ネットワーク」-「基本」から設定できます。
ここでゲートウェイの設定も行います。ローカルネットワークだけで構築する場合は有線で接続されている機器のIPアドレスをどれか1つ選択して設定してください。
2.DAP-P3W6の設置場所を「屋内」・「屋外」で設定してください。
「ネットワーク」-「ワイヤレス」から設定できます。
デフォルト設定は「屋外」です。
5GHz帯において「屋内」と「屋外」で使用できるチャネルが異なります。
電波法により5.2GHz(U-NII-1:Ch36~48)および5.3GHz(U-NII-2A:Ch52~64)帯域の屋外使用が禁止されているため「屋外」に設定すると5.2GHzおよび5.3GHz帯のチャネルが選択できなくなります。
また設定を変更するとシステムは再起動し、再起動後設定していたチャネルが変更される可能性があるため再度チャネルを選択し直してください。
3.ワイヤレスの動作モードを2.4GHz・5GHzともに「アクセスポイント」に設定してください。
「ネットワーク」-「ワイヤレス」から設定できます。
4.チャネルHTモードを設定します。
40MHz、80MHzに設定すると隣接する複数のチャネルを束ねて通信することができ通信速度を速くすることができます。ただし使用するチャネルが多くなるため他の無線機器と干渉する可能性が高まります。
5.使用するチャネルを設定します。
「ネットワーク」-「ワイヤレス」の「チャネル」の「設定」ボタンをクリックしてください。
選択できる周波数帯の特長については、以下のページを参考にしてください。
使用するチャネルを選択して「保存」ボタンを押してください。グレーになっているチャネルが選択されています。上の図はチャネルHTモードが「80MHz」となっているためCh128までとなっていますがチャネルHTモードを「20MHz」にするとCh140まで選択可能になります。
6.2.4GHz帯でIEEE802.11axを使用する場合は「11axモード」を「有効」にしてください。デフォルト設定は「無効」になっています。
7.メッシュ設定を「有効」にします。
「メッシュ」-「設定」から設定できます。
・メッシュ:「有効」を選択してください。
・動作モード:「メッシュAP」の場合アクセスポイントとしても動作し、「メッシュポイント」の場合は中継機として動作します
・メッシュバンド:メッシュ接続で使用する帯域を選択してください。帯域の違いに関しては4章を参照してください。
・メッシュID:メッシュ接続したいDAP-P3W6を同じIDに設定してください。0~9の数字8文字で設定してください。ただし「00000000」は設定できません。
・パスワード:メッシュ接続のためのパスワードを設定します。8~63文字の間で設定してください。
・メッシュRSSI:ノードの信号強度が連続的にここで設定した値以下になるとメッシュとのリンクが許可されなくなります。
以上の設定をメッシュ接続したいDAP-P3W6で行ってください。
接続が完了すると「メッシュ」-「ステータス」のメッシュデバイスリストに接続されているノードの一覧が表示されます。
各種ツールの使用方法は弊社ホームページよりDAP-P3W6ユーザーズマニュアルをダウンロードしてご確認ください。
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