概要
高速ローミングは電波の強いアクセスポイントへの切り替えをスムーズに行う機能です。この機能で良好な通信環境を維持することができ、無線LAN環境で移動する無人搬送車(AGV)等に搭載できます。高速ローミングに対応していないアクセスポイントに対してもローミングを行う機能も搭載されております。
【有線イーサネット機器同士の無線接続を高速ローミングする場合】
※例としてアクセスポイントとワイヤレスクライアントにDAP-A2W6を使用して、2.4GHzで構成する場合を示します。
※詳細な設定方法、設置方法、取り扱い及び各機能につきましては弊社ホームページよりDAP-A2W6のクイックセッティングマニュアル、ユーザーズマニュアルをダウンロードしてご確認ください。
※構成の前提条件としてローミングするためにはSSIDとセキュリティを統一する必要があります。
クイックセッティングマニュアル
ユーザーズマニュアル
【DAP-A2W6の設定箇所】
- 動作モード:アクセスポイント/ワイヤレスクライアント
- IPアドレス:任意
- SSID:任意
- サブネットマスク:任意
接続するイーサネット機器、DAP-A2W6に割り当てるIPアドレスを決めます。
(例)
- イーサネット機器 (A) (有線) :192.168.0.2
- イーサネット機器 (B) (有線) :192.168.0.30
- DAP-A2W6 (C) (アクセスポイント①) :192.168.0.10
- DAP-A2W6 (D) (アクセスポイント②) :192.168.0.11
- DAP-A2W6 (E) (ワイヤレスクライアント) :192.168.0.12
- 各機器サブネットマスク:255.255.255.0に設定
【アクセスポイントの設定】
アクセスポイント①、②の設定は同じ内容になります。
基本設定の詳細につきましてはクイックセッティングマニュアルをご参照ください。
「SSID」につきましてはローミング、高速ローミングの構成条件に合わせる必要がございますので、
アクセスポイント①、②のSSIDを設定します。
今回は例として「SSID1」に「Diatrend_test」を設定します。
・ワイヤレスセキュリティ設定
「ワイヤレス」→「2.4GHz」→「セキュリティ」から各種設定します。
※以下の項目は動作モードが「アクセスポイント」の時のみ表示されます。
・「SSID」は基本設定で設定したSSIDを選択してください。
・「SSID ブロードキャスト」を「有効」にします。
・「認証方法」を「WPA-パーソナル」にします。
・「WPAタイプ」を「WPA2のみ」にします。
・「暗号化タイプ」を「AES」にします。
・「事前共有鍵」を入力してください。8文字以上の英数字で入力してください。
※各アクセスポイントの事前共有鍵が異なるとローミングが行われないのでご注意ください。
・「追加認証」を「追加認証なし」にします。
・「ワイヤレスクライアントアイソレーション」を「無効」にします。
・「802.11k」を「有効」にします。
・「802.11v」を「有効」にします。
・「RSSI下限値」を入力します。
・「802.11r 高速ローミング」を「有効」にします。
・「モビリティドメイン」を入力します。4桁の16進数文字で設定してください。
・「暗号化キー」を入力します。32桁の16進数文字で設定してください。
・「DS経由」を「無効」にします。
・「保存」、「適用」をクリックし設定を完了してください。
【ワイヤレスクライアントの設定】
「サイトサーベイ」の「スキャン」を押し、表示された「SSID」の欄にある赤枠のボタンを選択することで青枠内の「SSID」が自動的に「SSID」の項目の欄に反映されます。
「優先BSSID」にアクセスポイントのMACアドレスが反映されますが、消して空欄にしてください。
「認証方法」の「認証無し」から「WPAパーソナル」に変更します。
変更後追加項目が出てきますので設定してください。
・「WPAタイプ」を「WPA2のみ」に変更します。
・「暗号化タイプ」を「AES」にします。
・「事前共有鍵」を設定します。
※「アクセスポイント」の「事前共有鍵」で設定したものと同じものを入力してください。
・「ローミング」を「有効」にします。
・「高速ローミング」を「有効」にします。
・「ローミングRSSI」はローミングを行う閾値を設定します。
「保存」、「適用」をクリックし設定を完了してください。
以上で設定は完了です。